教育プログラム
新人看護職員研修本島総合病院の看護部における新人看護職員研修の目的
- 看護部の理念・基本方針に基づき、 看護実践の基盤を形成する。
- 看護部の全職員が新人看護師を支援し、 ともに成長することを目指す。
研修方法
- 新人看護師全員で講義・演習を受ける集合研修(感染対策の徹底)
- 配属した部署において実施指導を受ける。
- 先輩看護師の研修会の発表を聴取する。
新人看護職員年間教育計画
レベル1 | 新人教育 | チーム支援型指導 病棟スタッフ皆で教育していきます |
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レベル2 | 2~5年目 | 各段階毎に研修会に参加し、知識・技術の向上を図ります |
レベル3 | 5~10年目 | |
レベル4 | 11年目以上 | |
レベル5 | 師長・主任 | 管理者の育成 |
職員の声
新人看護職員の声
患者様との関わりの中から、毎日多くの経験をさせていただいています。
自分の知識や技術の未熟さに痛感をすることもあります。しかし、先輩方にサポートをしてもらいながら少しずつ日常の業務に慣れてきました。 業務が忙しい時には、 患者様の笑顔や言葉が励みになります。 看護師として責任感を培い、 患者様に寄り添 った看護が提供できるように頑張っていきたいです。
2年目看護師の声
昨年度、 新人教育を受けてうれしかったことは、 患者様へのケアを通し看護技術が身につけられたことです。 その中で、 大変難しかったことは「血管へ針をさすこと」でした。「血管から漏れたらどうしよう」という不安や恐怖が常にありました。 何回も数をこなしていくうちに少しずつ自信がついてきたように思います。
これからも経験を積んで、成長ができるように努力をしていきたいと思います。
アシスタント看護師の声
今年度より、新人看護職員研修のアシスタントとして支援をさせていただいています。始めのうちは、どのようにしたらよいか戸惑うこともありました。新人への支援の中で自分の知識が不足していることに気付く毎日です。今後、支援を通して自分自身も成長ができるように努力をしていきたいと思います。
実施指導者の声
昨年度から、コロナ過で臨床経験の少ない新人を迎えてきました。今、新人看護職員の方々は現場に出て経験が少ない分、今まで以上に不安や戸惑い、悩みが多くそのことに向き合ってきていると思います。実施指導者としてその不安や悩みを共に解決へ向けていけるような関わりをしていけたらと考えています。
教育体制(継続教育)
キャリアアップ支援
専門性の高い看護の提供を目指す
- 認定看護師課程への支援
- 資格所得の支援
【認知症看護認定看護師】
急激な高齢化に伴い増え続けているのが認知症です。認知症の方は、自分の思いを上手く表現できないことがあります。入院という環境の変化に伴い、混乱や焦燥が強くなりせん妄やBPSD(行動・心理症状)を起こす可能性が高くなります。しかし、適切な対応をすることで症状が穏やかになります。私たちは、患者様に安心して療養生活が送れるように環境を整え、患者様の思いに寄り添い支援をさせていただきます。
【フットケア指導士】
糖尿病患者様の足のトラブルは、年々増えています。当院では、糖尿病や足の状態を捉え、セルフケア状況を含めた評価(アセスメント)を行なっています。その上で、患者様に適したフットケアの方法を考え継続的に実践していくセルフケアを支援させていただいてます。
【医療安全管理者】
医療安全は、日頃から事前の事故の発生に備えた対応を検討することが大切です。また、医療事故が発生した場合には関係者の事故への対応について支援をするとともに、事故による患者様への影響の拡大を防止し対応をしていくことが大切です。当院では、週1回程度責任者間でカンファレンスを行いリアルタイムに事故の検討を行っています。また、定例の会議の開催、医療安全ラウンドを行い、事故を未然にまたは最小限にくいとどめるような対策を立てて活動を行っています。
【呼吸療法認定士】
近年、めざましい医学の進歩により高度医療をうける患者様が増えています。重症患者の管理に欠かせないのが呼吸療法です。呼吸療法は3学会合同呼吸療法認定士認 定制度から普及と向上が必要となったものです。当院では複数名の認定士がいます。専門的知識のもとその能力を発輝できるように取り組んでいます。
【消化器内視鏡技師】
内視鏡を用いて医師の監督指導のもと消化器内視鏡業務に関わる前処置、洗浄・消毒・機器管理・検査・治療できる資格です。内視鏡を取り扱い専門的な知識や技術が必要となってきます。
内視鏡室では、胃カメラ、大腸カメラの専門機材を用いて検査を行います。消化器の癌の早期発見、早期治療に役立てるものです。
【透析技師認定士】
透析療法合同専門委員会が主催する講習会を終了し試験に合格すると取得できます。看護師の資格を所有し2年以上の実務経験がある必要があります。人工透析は、「血液をろ過し体内にもどす」作業のことです。人工透析が必要な患者は多く定期的に治療を受けられています。透析前に患者の体重測定、問診、バイタルサインのチェックを行い穿刺をして透析が開始となります。専門的な知識と技術で安全に治療が行えるように対応をいたします。
スキルアップ支援
看護協会や全国研修会への参加をサポートしている院内研修会・勉強会への参加
- 【臨地実習者講習会】
- 【新人看護職員研修】
- 【認定看護管理者研修】
- 【BLS 講習受講】
- 【看護必要度】
- 【看護研究】
看護外来·院内ラウンド
【糖尿病フットケア外来】
フットケア外来では、糖尿病患者様の足のトラブルに早期に介入し、重症化予防を目的としています。足の状況、生活状況、セルフケア状況、全身状態の4つの視点からアセスメントし、患者自身が行えるケアの提供や予防的な視点で介入し支援しています。自分の足に対して、興味を持って頂き、足のトラブルの悪化や合併症を起こすことなく日常生活を過ごしていけるよう、支援しています。
【認知症ケアラウンド】
認知症または、認知機能の低下をしている場合に「注意がむけられない」ことや「物事が覚えられない」「判断や理解ができない」などがあります。そのことから入院して環境がかわると混乱し興奮や徘徊をしてしまう状態になることもあります。
病室にラウンドをしてその方の思いを聴いて迅速に対応ができるようにチームで取り組んでいます。